あらたな平衡
アメリカ大統領選挙も史上稀に見る接戦の末、どうやらバイデン氏に軍配が上がりそうだ。ところがトランプ氏は「法廷闘争」というジョーカー(トランプだけに)を出してちゃぶ台返しを試み、スウェーデンの17歳の少女に『落ち着け、ドナルド!』と倍返しでたしなめられたのは、溜飲が下がる思いだ。色々な意味で米国という巨大国家の「虚」と「実」が垣間見えた今回の大統領選挙。トランプ大統領が掲げた「自国第一主義」は国をまとめるのではなく、結果的に国家の分断を助長するものになったような気がする。今回の選挙で対立軸が過激化する事なく米国内でも平和的であらたな平衡が再構築される事が望まれる。
。。って、今回のネタはそんなお堅い国際情勢ではなく、
「あたらな平衡」=「New Balance」
そう、スニーカーのお話です。
若い頃から、スニーカーは色々なメーカーのものを履いてきましたが、最近はすっかりNew Balanceのスニーカーがお気に入りです。New Balanceには各々特徴のあるシリーズがあります。中でも、Made in USA や Made in UK のモノは工場で職人が手作りしているそうで、履き心地がひと味もふた味も違います。定番商品もアウトソールやクッションが常にアップデートされて移り変わるので、ワタシは買ったらできるだけ履く前に写真を残すようにしています。
今回はそんなワタシのNew Balanceをいくつかご紹介します。
<New Balance M1300 DTO>
かのラルフローレンが『雲の上を歩いているようだ』とその履き心地を絶賛したといわれているのが、このN1300シリーズです。その言葉に購買意欲を刺激され2017年の春に購入し、今も旅行などに出掛ける時に履いています。最初に履いた時『さすがラルフローレン!言い得て妙や!!』と感動したのを覚えています。たぶん、「ENCAP」という独自のクッションシステムと適度な幅広フォルムがワタシの足に合っているのだと思います。アッパーはヌバックレザーを使用しているので足馴染みが良く、最もお気に入りの一足です。New BalanceのDワイズは幅が若干狭いので普段より0.5cm大きい26.5cmを買いました。
<New Balance 990 IG4>
2018年の春に買ったNew Balance 990のver.4です。『1000点満点で990点』という意味で『990』とネーミングされたシリーズの4代目。今はVer.5が出ているのでこちらも既に廃盤です。色は定番のグレーを選んだのですが、普通にストレートジーンズとかに合わせると「子供の運動会に参加しているお父さん」感が否めず、なかなかコーディネートが難しいフォルムなので、パンツはできるだけ足首が見えるようなものを選んで履くようにしています。990v4は革がスウェードになっているGL4というシリーズもあるのですが、ワタシのは革がヌバックのIG4というシリーズです。990はフォルムがM1300よりもさらに幅狭なので、普段よりも1cm大きい27cmを履いています。コーディネートは難しいものの、そのしっかりとした履き心地は、他では味わう事はできません。多少荒れた道なども楽に歩く事ができ、長距離を歩くならM1300よりも疲れないような気がします。
<New Balance M996>
これは、先月、妻と一緒に大阪のオフィシャルショップで購入したNew Balance M996です。ワタシは定番のネイビー、妻は還暦(!)のレッドを選びました。996シリーズは定番中の定番でとてもオーソドックスな形なので、どんな服にも合わせやすいと思います。履き心地はM1300と990のちょうど真ん中くらい。足がすっぽり包まれている感がありGoodです。これも幅狭なので、ワタシは普段より1cm大きい27cmを買いました。
New Balanceが産まれたアメリカ。
大統領選挙で混沌とするアメリカ。
アメリカはどこに向かうんだろう?
そんなことより、
新しい996を履いて、どこを歩こうか考えているワタシ。
平和なニッポンが道を間違えませんように。。