黄砂で曇る鳰の海
3月某日、『琵琶湖の湖北に海津大崎という桜の名所があるらしいから行ってみたい』と妻がノタマウ。ノタマワれたからには我が家の慣習に従い、調べるのがワタシの役目。海津大崎の桜は例年なら4月中旬が見頃らしいのだが、今年の桜は全国的に早く、湖北でも満開が近づいている模様。丁度、有給休暇を取った結婚記念日の3月30日には満開見込みという情報もあり、前日から泊まりで行くか〜!
花見船も色々な会社から出航しているみたいだが、ネットで確認するとほとんどが4月からの運行。せっかくなのでダメ元で花見船をやっている会社に確認の電話を入れてみた。1社目は『今年はコロナの影響でやっていない』との返事。そうか、そういう理由で中止している会社もあるんだ〜。これはキビシイな!と思いながらの2社目は意外に軽く『やっていますよ〜』との返事。やった〜、問い合わせてみるもんだ〜。
、、てな事で、急遽格安な湖畔の宿も予約して、滋賀へのドライブ小旅行が決定したのでした。]
<長浜 黒壁スクエア>
初日のランチは滋賀県長浜市にある人気店「鳥喜多 本店」でいただきました。長浜はちょうど今から10年前の4月に大学のクラス同窓会で訪れた場所です。こちらはその時、地元在住の幹事さんに紹介してもらって、メンバーが交代で1時間以上並びランチしたお店です。相変わらずの人気で、この日も平日にも関わらず開店10分前には5〜6組が行列を作って入店待ちしていました。
今回は開店前に並んだので店の前で待つ事約20分で入店。今回も前回美味しかった親子丼と鶏鍋を注文しました。
そうそう、この味。濃厚な玉子と鶏肉とツユとご飯とのバランスが黄金比で成り立っている感じ。旨味はあるのにしつこくないスープの鶏鍋は妻とシェアしました。幸せを届ける鶏に感謝です。やっぱり美味しかった〜。
食事の後はしばらく長浜市旧市街地を散策。北国街道沿いの黒壁ガラス館は2日前にリニューアルしたばかりのようで老若男女で賑わっていました。黒壁ガラス館ではガラス細工で出来たカラフルな置き時計が目に留まり購入。帰宅後に飾ってみるとワタシのデスク周りに彩りが増えた気がします。
黒壁スクエアでは黒壁プリンの店でソフトクリームを食べながらマッタリタイム。その後、長浜に住む妻のいとこの孫(←この子がまたカワイイ)に会うため親戚の家に立ち寄り、木之本町にある義理の祖母が眠るお墓参りを済ませて琵琶湖北岸に沿って高島市マキノ町の宿に向かいました。
<海津大崎>
翌日、花見船で琵琶湖からの桜を見られるのですが、折角なので初日は車で花見を楽しもうと県道557号線を走りました。晴れ男のワタシ。この日も天気予報は晴れ。しかし、なぜか空はドンヨリしています。そう、この日の西日本は黄砂の影響で雨雲がかかったような空になっていました。空は曇っていても桜は満開。4月になると県道の通行規制が行われるそうですが、この日はギリギリセーフで県道沿いの駐車場に車を停めてしばし、花見をしました。
う〜ん、桜は綺麗でしたが、やはり琵琶湖は黄砂で霞んでいました。翌日に期待しつつこの日は宿へ。
そして翌朝、
宿から見える琵琶湖と、宿近くの松林からの風景。。。
前日よりさらに霞んで、視界最悪でした。
そして10時過ぎ、船会社の手違いで指定した場所に迎えが来ず、業を煮やして連絡を入れると違う場所に迎えに行っている事が判明。ゴタゴタした挙句、慌ただしくなんとか花見船の乗船に間に合いました。
よく言えば幻想的な風景です。まあ、雨に降られるよりマシかぁ〜。かろうじて桜並木を眺める初めての花見船を楽しむことができました。
花見船から少し動画も撮影しましたので、よろしければどうぞ。
しかし晴れ男も黄砂には勝てず!? このリベンジは地元の花見で果たす事になります。
恒例となった地元の桜は次回レポートします。