ひむがしの野に何かを求めて
「はならぁと2023」をきっかけに、昨年末から「宇陀市観光ボランティアガイドの会」に入会したワタシ。早くワタシ自身が地域のガイドを単独で出来るよう、日々、史跡や歴史を鋭意勉強中であります。会社員時代、特に後半は情報のインプットよりもアウトプットが多く、自身の知識と経験を伝播する日々だったのですが、今はいきなりインプット過多で、萎縮気味のワタシの脳ミソは「満員札止め」の日々が続き苦闘しています😅
そんな中、今回はボランティア活動の一端と季節の話題を少々ご紹介します。
宇陀松山重伝建
2月7日に市内の小学3年生が宇陀松山の重伝建(重要伝統的建造物群保存地区)の町並みを見学に来るというので、ワタシも学習のため先輩のボランティアガイドさん(息子の小学校時代の担任教師!)に帯同させてもらいました。
宇陀松山の重伝建は江戸から明治大正昭和初期に至る建物がそのまま残っており、しかも観光目的の施設だけではなく、今も「生活の場」として活き続けているところが魅力です。学童期にふるさとの歴史を学習するというのは、未来に故郷の価値を繋いでゆくという意味で大切な事だと思います。中には既に詳しく知識を持っている子もいて驚きました。ワタシも、今後、もっと勉強してこのブログでも地域の魅力を発信して行ければなぁと考えています🧐。
かぎろひを観る会
東(ひむがし)の野にかぎろひの立つ見えて かへり見すれば月傾(かたぶ)きぬ
これは万葉集に収められている柿本人麻呂が詠んだ有名な和歌で、持統6年(692年)旧暦の11月17日に朝廷の猟場があった宇陀の地で詠まれたとされています。「かぎろひ」は晴れた冬の寒い日、日の出時刻の約1時間前に東の空に現れる太陽の光だそうです(諸説あり)。この歌の情景を偲んで毎年大宇陀にある「かぎろひの丘 万葉公園」で早朝から「かぎろひを観る会」が開催されています。
今年度は旧暦の11月17日にあたる2023年12月29日にプレイベントがあり、2024年2月11日の祝日に本番イベントが行われたのでワタシは2回ともお手伝いに行ってきました。残念ながらプレイベントは雲に邪魔されてかぎえろひは見えなかったので、本番イベントに期待がかかっていました。
準備は前々日の午前中に行いました。篝火のために運ばれた薪を組み上げて四方を竹で囲います。残った薪は当日に追加で入れるため、数本を一つの束にして横に待機させます。
当日は「かぎろひ短歌」の入選発表など、いくつかのイベントを行なう為ステージも作りました。
準備の日は、ご覧の通り快晴で翌々日のかぎろひ出現に一層の期待がかかりました。
そして、本番当日。。
早朝3時半に起床して午前5時開始のイベントに参加。あたりが真っ暗な中、篝火は蛍のように舞い上がります。この日は雨こそ降らなかったものの、プレイベント同様に東の空が厚い雲に覆われて、かぎろひの出現は叶いませんでした。
残念ながら今回もかぎろひを観る事は出来ませんでしたが、この日はそんな事を吹き飛ばすとても嬉しいサプライズが有りました。ワタシのFBでイベントを知って高校時代の友人が、朝早くから奥さんと一緒に車で駆けつけてくれて、久しぶりに再会できたのです。イベント後、ガイドに帯同して少しだけ万葉ゆかりの地を一緒に巡りました。
有朋自遠方来、不亦楽乎。 (朋有り遠方より来る、亦た楽しからずや)
かぎろひは次回に期待です。
かざはやの里
2月15日伊勢神宮に参拝した帰りに立ち寄ったのは、三重県津市にある「かざはやの里」です。こちらは福祉と環境を融合した花園なのだそうです。今まで近くを素通りするばかりで訪れた事は無かったのですが、この時期「梅まつり」が始まっているとのことなので行ってみました。
時期が少し早かったので、未だ蕾の梅が多かったです。しかし、早咲きの梅もあるようで七分咲きの木も所々にありました。一本の木に白とピンク両方の花を咲かせる「思いのまま」という品種をはじめ、多種多様な梅が植えられており、なかなか見応えのある公園でした。
梅が終われば、桃・桜と続く花の美しい時期は間もなくです。楽しみやなぁ〜
うらやしいぐらい充実した日々を過ごしていますね。
歳をとってもインプットし続けないと、退化してしまいますから、
いまは満員札止めでも、徐々に容量が増えていきますよ。
自分も見習わないと。
先日職場で「65過ぎても働けるよね?」と肩を叩かれました。
これって、逆肩叩きですよね(笑)
たろさん
宇陀は古事記、日本書紀、壬申の乱などにも
ゆかりのある土地柄なんですが
今までほとんど関わったことのない分野で
ひとつアウトプットしようとすると
10以上のインプットを準備する必要が有り
頭は既にパニックです😅
働き手がますます少なくなってゆく
我が国ですから
65歳過ぎて働くことも
ひとつの社会貢献ですよね〜
お互い、無理せずボチボチと
社会貢献いたしましょう😁
東の野にかぎろひの立つ見えて かへり見すれば月傾きぬ
おお!この歌 高校の授業で その風景を想像したことあったなぁ・・・
ヤッパリ こういう 歴史とともにある って 羨ましいですよねぇ!
ん? わたし! はい 年金の手続きはしてきましたが
まだまだ 現役続行です(⌒・⌒)ゞ
高忠さん
かぎろひは条件が揃わないと
なかなか見ることが出来ないようです
だから柿本人麻呂が見た時と
同じ条件で見ることが出来たら
感動ものなんだろうなぁ〜
また次の機会、見ることが出来たら
写真に収めてご紹介しますね!