これを機会に地元の名所を探訪4

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地元探訪シリーズ第4段です!

宇陀にはいわゆるパワースポットと呼ばれる場所がいくつかあるのですが、その中でも室生龍穴神社はエネルギーに敏感な人は立っていられないほど「気」を感じるそうです。そんな「超」パワースポットに「超」鈍感な還暦オヤジが単独で行ってきましたのでレポートします。( ̄^ ̄)ゞ


<而二不二(ににふに)の神木>

まず、龍穴神社をお参りする前にすぐそばにある韋駄天社の「而二不二(ににふに)の神木」を参拝しました。

「而二不二」とは仏教用語です。紙の表と裏の関係に例えられ、表がなければ裏はなく一見相反するように見えるものも大局的に見ると同じであり切っても切れない関係で繋がっているという事だそうです。巨木が枝分かれしてできたものでしょうか?。確かに而二不二を体現するオブジェのように途中から二つの大きな幹が直立しています。

<室生龍穴神社>

室生龍穴神社の間口はそんなに大きくないのですが、とにかく巨木が境内に柱のようにそそり立っているので、天と奥に空間がド〜ンと広がっており神が鎮座するにふさわしいであろう厳かな雰囲気が漂ってきます。拝殿にお参りした後は、その奥にある本殿を参拝しました。

本殿鳥居の手前からは神域で立ち入る事はできません。やはり伊勢神宮や大神神社に似た、凛とした空気が張り詰めています。

本殿前の狛犬です。苔むした台座が歴史を感じさせます。

室生龍穴神社の本宮を参拝した後、その奥宮である妙吉祥龍穴へ。室生龍穴神社は過去に一度参拝した事があるのですが、龍穴へは初めての参拝でした。本宮から1kmあまりの道ですが、この日は暑かったので車で登って正解でした。噂には聞いていましたが、かなり細い林道をどんどん登ってゆきます。

<天の岩戸>

林道の途中に「天の岩戸」があったので立ち寄ってみました。古事記による「天の岩戸」伝説は有名で、全国いろいろな所に「天の岩戸」は存在するのですが、こちらもそのうちの一つです。古事記は、前半ほぼフィクションなので「天の岩戸」も現存しているとは俄かに信じられません。でもドラマの聖地巡礼的に「天の岩戸巡礼」が昔もあったとすれば、物語が日本人のDNAに入り込むほど浸透している古事記って、凄い作品なんだと感心してしまいます。

<妙吉祥龍穴>

天の岩戸からもう少し登ると、いよいよ龍穴への入り口です。鳥居をくぐれば下りの石段があり龍穴を目指します。

右手に「招雨瀑」と呼ばれる雨乞いの滝を見下ろせるところまで来ると龍穴の遥拝所が見えてきます。

「招雨瀑」はここ数日、真夏の好天が続いたせいか水の量は少なめでしたが、流れ続ける水音は心を沈めるのに充分です。きれいに手入れされた拝遥拝所は土足厳禁。靴を脱いで龍穴にお参りします。

標縄の奥の洞窟が龍王が棲むと伝えられている龍穴です。ワタシが遥拝中は運良く他に参拝客がおらず、たったひとりで滝の音を聞きながら龍王の気配を感じ取ろうとしたのですが、残念ながら超鈍感な還暦おとこの前には現れて頂けなかったようです。招雨瀑から龍穴にかけての様子を短い動画でも撮影していますので興味ある方はこちらをご覧ください。

ところで、この動画の30秒くらいのところで葉っぱ(?)が1枚ひらりひらりと舞い落ちるのですが、違うタイミングで撮影している上の写真にも龍穴の前を葉っぱらしきものが写ってるんです。落ち葉の季節でもないのに摩訶不思議。これって、やっぱり龍神様の仕業???

(こうして神話や言い伝えはもっともらしく成立してゆく、、のカモ??)


以上、ロマンはあるけど信心の足りない60おとこが現場からお伝えしました (^-^)ゝ

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