梅雨の山陰二人旅(その1)
夏の行楽シーズンを控えて、梅雨の時期は観光地も閑散期。今年はコロナ禍の影響もあって、この時期はどちらもリーズナブルに宿泊できるようです。『リーズナブル』というコトバに敏感なワタシ(^^;)。先日、山陰地方へ妻とドライブ旅行に行ってきました! 感動が薄れないうちに旅レポしま〜す。
自宅を朝9時出発。西名阪自動車道〜阪神高速〜中国自動車道〜米子自動車道と乗り継ぐ。正午に蒜山高原SAでランチを済ませてから、山陰自動車道を経て島根県松江市へ。走行距離 約350Km。当初、初日は宿泊地の玉造温泉に直接向かう予定でしたが、予定よりも早く着きそうだったので、一度行ってみたかった松江城に立ち寄りました。
<国宝 松江城>
天守閣が現存する城は日本国内に12城あるといわれています。かつ国宝にも指定されているお城は5城しかなく、島根の松江城はその5城のうちの一つだそうです。松江城の天守閣は「桐の階段」で有名ですが、それ以外にも他のお城では見られないものがたくさんありました。
地階には上の写真の右下に写っている井戸が残っています。現在は半分埋められて水は溜まっていませんが、それでも10mくらいの深さがありました。どうやら地下は籠城に備えた保管庫になっていたようです。
また、同じく左上に写っている木札ですが、これは松江城の築城年が記された祈祷札のレプリカです。天守閣の外の蔵で発見された祈祷札には「慶長十六」と年数が書いてあるものの、発見当時は松江城のものとの確証が無かったそうです。ところが平成になって、この井戸脇の柱に空いた小さな穴と、祈祷札についた釘穴が合致することがわかり、(ここに祈祷札が打ち付けてあった)=(築城年が確定)となり国宝認定に大きな影響を及ぼしたそうです。お城の歴史には探偵小説のようなロマンとミステリーが詰まっているので面白いです。
松江城の柱も独特です。築城ラッシュ(?)の時期に建てられたお城なので「心柱」と呼ばれる太くて長い一本柱が入手できず1階〜2階、2階〜3階というように2フロアーずつ「通し柱」で上下階を繋いで天守を支える構造になっているそうです。この工法も国宝指定の大きな理由の一つだったとのこと。また一部の柱は写真のようにカスガイと鉄の輪で周りが留められていました。これは包板(つつみいた)といって、柱を補強するための板だそうです。包板で囲まれた柱を使用している天守閣も他には残っていないようです。築城当時はかなり木材が不足していたんでしょうかね?
この日の松江は、梅雨の晴れ間で快晴[E:#x2600]️。課外授業の目的か、小中学生の団体が先生に引率されて熱心にメモを取りながら天守内を見学していました。落ち着いた佇まいで質実剛健な天守閣は、とてもカッコ良かったです。
<玉造温泉>
1日目のお宿は玉造温泉の老舗旅館「佳翠園 皆美(かすいえん みなみ)」でした。
大きな老舗旅館ですが従業員教育が行き届いていて、おもてなし精神が徹底しているので、とにかくゆったりと寛げる素晴らしい宿でした。
玉造温泉の湯は無色無臭でクセのない美肌の湯。枕草子にも三名湯として記述が残されている玉造温泉は、平安時代以前から人気があったのでしょう。でも今は閑散期のため大きな湯船をほぼ独り占め。ワタシは夕食前と就寝前、朝食前の3度入浴してリフレッシュしました。
夕食はダイニングレストラン「穀厨」で。実は格安プランだったので料理はあまり期待していなかったのですが、ひとつひとつ手の込んだつくりで大満足。一言で言うと『優雅で優しいお味』でした。朝食はバイキング形式でしたが、朝夕ともに全て美味しく頂けました。
翌日は朝から念願の足立美術館へ。その模様は次回アップする予定です。
いい時間を過ごしていますね。
今まで頑張って働いてきた自分へのご褒美ですよ。
奥様と一緒というのが何気にいいです。
「あんた1人で行けば!」
そんなご夫婦もいますからねぇ(笑)
夫婦仲良く旅行をしている姿は
子供達にとっても嬉しいことだと思います。
たろさん、
妻との相性は
血液占いや星座占いはもちろん
ありとあらゆる占いで調べても
最悪なハズなんですが、
美味しいものを食べるとか
旅行に行くとかの時だけは
不思議と意気投合します。[E:#x1F605]
まあ、体とアタマがなんとか動いて
お互いが楽しめるうちに楽しんでおこうと
タクランデいます。[E:#x270C]️