伏見稲荷大社人気のナゾを解く!?

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伏見稲荷大社は京都市伏見区深草にある全国のお稲荷さんの総本宮です。

こちらの神社は関西屈指の初詣スポットとして有名ですが、正月以外でも近年とみに外国人観光客で賑わいを見せているとのこと。「外国人に人気の日本の観光スポットランキング」ではここ数年連続1位だそうです。伏見稲荷と言えば『朱塗りの鳥居がドミノ倒しのドミノの如く建ち並ぶ光景がインスタ映えする』ということで注目されているのはわかるのですが、それだけでインバウンドをそんなにたくさん呼べるのか???と単純な疑問が湧く還暦おとこ。実は、ワタクシ関西に60年住んでいるのに、こちらには一度も訪れたことがありませんでした。百聞は一見にしかず、思い立ったが吉日。先週1月13日の成人の日に一人でぶらっとお参りに行ってきました。

今回は伏見稲荷大社がインバウンド受けする理由を参拝を通して考えてみましたのでお付き合いください。【あくまでもシロウトの私見、ね】

<POINT1> 土産物屋と縁日の露店

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 参道前には土産物屋が建ち並び、境内では屋台からの美味しそうな匂いが漂います。この日も予想通り多くのインバウンドで賑わっており、参道前は自動車と旅行用の大きなキャリーケースで大渋滞。ネイティブな土産物、そして現地でしか食べられない露店の食べ物はインバウンド誘致には必須のキーワードかもしれません。

<POINT2> シンボルキャラクター「キツネ」

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本殿前の朱塗りの楼門は青い空に映えます。境内にはおびただしい数の鳥居とキツネが鎮座するのですが、キツネを祀っているわけではなく、キツネは稲荷大神のお使いだそうです。『稲荷神社といえばキツネがシンボル』とキャラクターが明確で覚えやすいのも外国人受けの要因なんでしょうかね?

<POINT3> SNS映えする朱色

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 楼門をくぐって本殿をお参りしたあと奥に進むと、いよいよ「千本鳥居」です。本殿から奥社奉拝所までの参道に並ぶ鳥居を「千本鳥居」と呼ぶのですが、ここ以外にも境内にはたくさん鳥居が奉納されており、全部でおよそ1万本あるそうです。鳥居は信仰する個人や法人から奉納されており、初穂料は現在最も小さい5号が21万円で10号になると160万円からということですが、場所によって初穂料はもっと上がるそうです。それが1万本だから計算すると、、、いやいや、無粋な計算はつつしみましょう。。(^-^;  しかし奥社奉拝所までの約15分は人、人、人で、そんな事を考えながら行列をゆっくり進むしかありません。

奥社奉拝所を過ぎると徐々に人と人の間隔が開くようになり、ようやくシャッターチャンスが生まれます。確かにどこまでも続く鳥居は圧巻です。やはり林立する朱色の鳥居はなかなかにバエますわねぇ。

<POINT4> フィットネス効果も期待?

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 伏見稲荷の神域は稲荷山(標高233m)全体だそうで、稲荷山には様々なお社が点在しています。ゆえに地元の人は伏見稲荷に参拝する事を『お山する』といいます。当然、参道には石段も多く、参拝するのにけっこう体力を使います。この日ワタシは寒くてマフラーをして行ったんですが、途中からマフラーを外し、上着を脱ぎ、心地よい汗をかきました。フィットネス志向のインバウンドにとって適度な運動ができるというのも魅力なのかもしれません。

<POINT5> 自然にふれあい、絶景を愛でる

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 道が整備されているとはいえ、当然、山の中を歩くわけですから周りは自然がいっぱいです。また、少し登ると市街地を展望する事もできます。参拝しながらハイキング気分も味わうことができるというわけです。いくつかのお社近くには茶屋があり和菓子やスイーツ、軽い食事もとれます。茶屋前のベンチでは談笑しながら寛ぐ外国人の姿がたくさん見受けられました。

<POINT6> スピリチュアルな雰囲気

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 最後のポイントはやはりこの神社全域で日本人独特の精神性を感じる事だろうと思います。木々に囲まれた自然の中にある神社仏閣は外国にはあまり見られない独自のスピリチュアルな雰囲気なのではないでしょうか。稲荷山の頂上には「一ノ峰(上社神磧)」と呼ばれる祠の跡があります。登るほどにスピリチュアルな雰囲気が色濃くなってゆくのを楽しみながらも、一人だったので結構早足な自分のペースでお参りした為、トータル90分ほどの行程でした。

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 実際に行ってみると、やはり伏見稲荷大社には外国人が行きたいと思う要素が豊富に詰め込まれており、インバウンド人気No1のパワースポットだということがよくわかりました。我が宇陀市もこのあたりを参考にして、街の活性化を図ってもらいたいもんです。

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2件のフィードバック

  1. いやぁ・・・北海道人も

     行きたいと思いつつ レッドカーペット 秒読みね

    。(*v.v)。

  2. 高忠さん、

    人生2巡目の景色。
    いまのところ、なかなか絶景ですよん。

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