宴席は今日も雨だった

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去年の5月に入籍を済ませた息子夫婦。先日、晴れて結婚式と披露の小宴を行ないました。

披露宴は身近な親戚と二人共通の友人のみをお招きして奈良市の奈良ホテルで行ないました。午後からの開宴でしたが、結婚式を午前中に行なうため我々は前泊して奈良ホテルでスタンバイ。

先ほど『晴れて…』と書きましたが、挙式の前日は曇りのち雨。挙式当日の降水確率も100%。思い起こせば、両家顔合わせの日も小雨、結納の日も「前日快晴・当日嵐・翌日快晴」で、『大雨男』と悪名高い息子の結婚式。誰がどう考えても晴れるワケがありません。。。 そぼ降る雨の中、翌日の雨予報に不安を募らせながら奈良ホテルへチェックイン。

奈良ホテルは創業百年を誇る歴史あるホテルで皇室や海外の要人も多数宿泊したそうです。ウェイティングロビーには、今も、かのアルベルト・アインシュタインが宿泊時に弾いたピアノが置かれています。

結婚式前夜は、すでに奈良市内に住んでいる息子夫婦と一緒に、娘夫婦や横浜から駆けつけてくれた妻の妹夫婦と共にホテル近くのイタリアンレストランで前祝い]。ワタシは古い人間なので、花嫁さんは結婚式前日に『父上様、母上様、今までお世話になりました。』と、やらなくて良いのかな?と気遣ってしまったのですが、すでに入籍も済ませており『大丈夫です!』と新婦も快く参加してくれました。おかげで息子夫婦を含めて久々に一家揃って、わいわいガヤガヤとても楽しい前夜祭となりました。


そして、挙式当日。 早朝から予想通りの雨。

結婚式は徒歩だと少し距離のある春日大社で行なうため、一旦、奈良ホテルからタクシーで式場へ。春日大社の貴賓館で親族紹介を済ませ、挙式の説明を聞いた後、いよいよ挙式を行なう御本殿へ。伝統的な日本の式典。途中、外国人観光客から『 Wow!! 』という感嘆の声を受けながら、雨の中、巫女の先導に続いて新郎新婦を先頭に御本殿に向かうのでありました。
春日大社の御本殿内では、許されたカメラマン以外は撮影禁止なので、古式に則った式典の様子はスマホ撮影できませんでしたが、雅楽の演奏をバックに、さまざまな儀式が執り行われ、とても厳かな結婚式となりました。

挙式前後の控所では親族写真などの撮影を行ない、スマホでも撮影し放題。
細川た○しを思わせる羽織袴のいでたち & レイザー○モンRG並のテンションの息子は、花嫁衣装を着た素敵な新婦を横に、本当に幸せそうな様子でした。

式を終えても降り続く雨の中、春日大社を後にするワタシたち。

世の中には「期待を裏切らない」ヒーローはたくさん居ますが、
息子は「不安を裏切らない」大雨男!。
大したもんです

立派な貸衣装の留袖の足元を気にしつつ、妻と娘は春日大社の石段を転ばぬよう一段一段、慎重に降りるのでありました。


春日大社で結婚式を終えて、再び奈良ホテルへ移動。正午からの披露宴に備えます。

受付横や来賓控室では、新婦のお母さんがトールペイントで作ったウェルカムボードや思い出の写真などを飾って来賓をお出迎え。

披露宴は、自分たち自身で企画編集したビデオで歩んできた足跡を紹介するなど、来賓の皆さんにも楽しんでもらえるように工夫していて、とても良い宴席でした。

終盤には、息子が団長を務めるコーラスメンバーの皆さんに会場へ入っていただき、新郎新婦も加わって素晴らしいコーラスを披露してくれました。サプライズで息子が新婦に独唱を捧げる場面も。

そして最後は両親への花束贈呈と両家からの謝辞です。謝辞は、ワタシが代表でお集まりいただいた皆さんへの感謝の気持ちを述べました。

最後の挨拶だけは事前に息子から頼まれていたワタシ。披露宴も時代によって変わっているようなので、ネット等で心得を調べてみると、挨拶についてはあまり昔と変わっていないようで

  • 忌み言葉は使ってはいけない
  • 重ね言葉も避けるべき
  • 自身や身内の自慢はほどほどに
  • 暴露話はNG
  • おおよそ3〜4分で収めるべき

などなど。。守るべき制約の多い事、多い事。。

加えて、大阪出身のワタシとしては少し笑いの要素も必要。何よりも、感謝の気持ちをキッチリ入れたい。。

、、てなわけで、前日までに校正を重ねる事、数十回。ようやく完成した筋書きを事前にプリントして、言葉を間違わないようメモ持参で臨み、なんとか無事に終えることが出来ました。


新たなスタートを切った息子たち。

この日の感動と周りの人への感謝を忘れずに、

嬉しいことも悲しいことも全て前向きに捉えて

歌声と笑顔の途切れない

明るい家庭を築いてもらいたいと願うばかりです。

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