カニ食べたいわ〜
表題は 妻のつぶやき(←我が家の「冬の風物詩」)であります。
ワタシも妻も何だか忙しくなってしまって、なかなかスケジュールが合わない仲ですが、こういう類のスケジュールであれば即座に歩み寄る事ができるのが不思議です。即座に日程の調整をおこなった結果、12月の第1週に金沢と福井に住む大学時代の共通の友人二人を訪ねて2泊3日で北陸へ行くことに決定! 友人二人が車でそれぞれの現地をエスコートしてくれる事になったので、お言葉に甘えて今回現地までは電車の旅でした。🚄
久々の旅レポで〜す。
まずは金沢駅へ。以前JRは「特急サンダーバード」で大阪からでも金沢まで乗り替える事なく1本で行けました。しかし新幹線開通に伴って在来線特急は敦賀駅終点となり、敦賀から金沢までは北陸新幹線に乗り換えなければならなくなりました。新幹線区間の乗車時間は短縮されたのですが、乗り換え時間を含めると結局ほぼ同じくらい時間がかかります。料金は新幹線特急料金のほうが高いので『何だかなぁ〜』な気分です。まあ、初めての北陸新幹線体験ということで良しとしましょう😁。
我々のために午後半休をとってエスコートしてくれたR子さんと正午過ぎに金沢駅で合流し、地元の回転寿司チェーン「寿司食いねぇ!」でランチ。やはり金沢の回転寿司はひと味違う! 地元漁港で水揚げした魚を使っているので、ネタが新鮮でとても美味しかったです。ごちそうさま〜😋
<ひがし茶屋街>
お腹を満たしたあと最初に向かったのは、重要伝統的建造物群保存地区に指定されている「ひがし茶屋街」。今なお数件のお茶屋さんが残る風情ある街並みです。実は15年ほど前に大学の同窓会を金沢で行なったことがあり、その時も現地在住の同窓会幹事としてR子さんが大活躍でした。今回の金沢はそんな記憶を辿りながらこのあとも懐かしいコースを巡る旅となりました。
鉛色の空にべんがら塗りの建物がよく似合います。降水量が多くなるこの時期の北陸です。この日も時おりそぼ降る雨が路地の石畳を濡らしていました。☂️雨もまた良き哉であります。
<金沢21世紀美術館>
次に訪れたのは現代アートブームの先駆けといわれる「金沢21世紀美術館」です。開館20周年なので、前回は開館5年目に同窓会で訪れた事になります。
迷路のような館内をウロウロしながら特別展とコレクション展を観て回りました。「はならぁと」以降、現代アートを体感する機会が多くなったので、前回訪れた時よりも現代アートを身近に感じるようになったようで、違和感や拒絶感もなくそれぞれの作品に共感できました。前回は上からしか見ることの出来なかった人気の「スイミング・プール」も予約して地下部分を見学できたので、水中映像(?)も撮影してもらえました。
芸術鑑賞でココロをリフレッシュして初日の観光は終了。R子さんが車で我々をわざわざ宿まで送り届けてくれました。🥰
<やまじゅう>
初日は石川県かほく市にある「魚料理・民宿 やまじゅう」に宿泊しました。15年前の同窓会でもこちらを利用して、新鮮なカニを食べきれないほど食べた記憶が鮮明に残っているので、どうしても再訪したかったお宿です。
最近は民宿でもオンライン予約システムを導入しているところが多く、予約が確定すると確認メールが届いたりするのですが、こちらは今も電話のみでの予約受付です。エビデンスが残っていないと何となく不安なワタシは、実はお昼に本日の到着予定時刻を告げるテイでお宿に再度電話しました。すると予約した時と同じく『5時過ぎ到着ですね〜。はいは〜い、承知しました〜』と明るく元気に即答。この即答が『ほんとに予定表を確認して返事してるのかな?。。』と、かえって不安になり、宿に着くまで疑心暗鬼なワタシ。。
、、が、宿に着いて名前を告げるとしっかり予約は通っていました😅。 疑ったりして、ごめんなさい🙏
宿の設備は前回宿泊した時からリニューアルされていました。前回は大人数という事もあってか、二間続きの和室にザコ寝でトイレは共同だったという記憶があるので、部屋に関しては期待していませんでした。ですが、宿泊した部屋には最新式のウォシュレット(用が済んだら勝手に流れてフタが閉まる!)完備だし、コンセントはたくさんあるし(スマホ時代にこれは大事なポイント)、綺麗で何一つ不足のない快適なお宿に生まれ変わっていました👏。
そして期待の夕食。冒頭の「冬の風物詩」に応えるべく、ゆでた「加能がに(地元で水揚げしたズワイガニ)」をはじめ、焼きガニ、刺身、天ぷら、雑炊とカニ三昧のフルコースでした。カミさんもカニさんポーズで大満足の様子でした✌️。
一夜明けて宿の最寄駅から金沢駅まで在来線で行き、北陸新幹線に乗り換えて福井駅へ。福井駅ではM子さんと10時半に合流。まずはワタシの希望で一乗谷朝倉氏遺跡へ連れて行ってもらいました。
<一乗谷朝倉氏遺跡>
朝倉氏は戦国時代に越前を治めた大名で、一乗谷には今もその時代の城下町全体が広大な遺跡となって残っています。
博物館からはJRの九頭竜線の可愛い列車が走っているのが見えました。博物館内には領主の館の内部が原寸大で再現されており、その後で少し離れた館跡地に行くと、なるほどここにあの館が建っていたんだと、具体的に当時の様子が思い浮かぶようになっていました。館跡地近くの復元町並では戦国時代の武士や町民の生活が偲ばれます。朝倉氏が滅亡し戦乱ののちに辺境となった一乗谷一帯は、田畑の下に埋もれていったそうですが、それが逆にタイムカプセルのごとく当時のまま出土品とともに石垣や建物の礎石も発掘されたようです。
流行を追い求めて変化し続ける現代ですが、「変わらないで残ってゆくもの」にも価値があるんだという事を一乗谷に見たような気がしました。🤔
<平泉寺白山神社>
一乗谷の次は、マニアックなワタシに合わせてM子さんのご主人が推薦してくれたという平泉寺白山神社に連れて行ってもらいました。
こちらの神社は苔が美しい事で知られているそうです。この日は参拝者も少なく厳かな雰囲気を存分に味わうことができました。湿度や日照時間といった気候環境が苔の育成に最適なようで、苔の美しさが際立つ素晴らしい風景にとても感動しました。訪問するまで全くノーマークの神社だったのですが、さすがは旧友、ワタシの好みをしっかり理解して案内してくれました。
福井県の奥深さを堪能できるコースを巡り終えたあとは、宿がある芦原温泉までM子さんに送り届けてもらいました。😃
<あわら温泉>
2日目のお宿は「まつや千千」。今回のメイン料理はアワビの踊り焼きです。
生きたアワビをバターといっしょに蒸し焼きにすることで程よく柔らかな歯応えとなり、とても美味しくいただけました。
福井は米どころなので、日本酒もうまい。
あわら温泉街の中でも評価の高いホテルなので、接客も教育が行き届いていて気持ちよく滞在することができました。
旧友のエスコートのおかげで今年最後の旅行を心ゆくまで満喫することができました。ホント、手厚く迎え入れてくれた旧友たちには感謝です。
来年も旅行を楽しむために、健康を維持できるように心がけたいと思います。そうそう、小遣い稼ぎも頑張らなくっちゃねぇ〜。
目指せ! お小遣い103万円の壁!!(そういう壁じゃ無いし、それは無理??😅)