これを機会に地元の名所を探訪
突然ですが、クイズです。
↓↓ 下の写真 ↓↓ なんだかおかしなところがありますよね。さて、どこがおかしいでしょうか???
<答え>
画像が天地サカサマです。 正しくはこちら ↓ ↓
これは先日行った奈良県宇陀市の室生向渕(ムロウムコウヂ)にある「龍王ヶ淵」の風景です。ここは『インスタ映え』という言葉が出だした頃から注目度が高まり、いろいろな雑誌や風景写真集に絶景スポットとして採り上げられるようになりました。ご覧の通り、鏡面写真を写せるほど池の水面が穏やかなのは、四方が山や森に囲まれて風が遮られやすく、下流は葦が生い茂って沼地のようになっているので水の流れが起こりにくいといった好条件が揃っているからのようです。それでも、常時無風というわけではないので、風が止んで水面が静かになったタイミングを逃さず撮影するのはなかなか苦労しました。
池の周りは遊歩道があり散策できるようになっています。この日、風が止んだのは一瞬だけだったので、鏡面写真は同じ場所からその一瞬を逃すまいとほぼ同じ場所で撮影しました。早朝は比較的風も少なく鏡面になりやすいと聞いていたのですが、このあたりは野生の鹿や猪がウロウロしている場所ですし、この時期は目覚めたマムシとの遭遇率も高いので、日が高いお昼まで待って車で行きました。池の側には7台ほど駐車可能な無料駐車場がありますが行った時には既に5台ほど停まっていました。途中の県道は2車線ですが、県道から入った手前1Kmくらいはとても細い田舎道が続くので、対向車に出会わない事を念じて運転する必要があります。
池では睡蓮が花を咲かせていました。注目されているとはいっても、こんな辺鄙なところに来るのは釣り人かアマチュアカメラマンぐらいで、聞こえる音といえば鳥の啼き声と魚が跳ねる水音だけ。騒音の中で暮らしている都会の人が訪れると癒されること間違いなしの静寂スポットです。
池のほとりには豊玉姫命を祀っている堀越神社があります。豊玉姫命は浦島太郎伝説の乙姫さまのモデルという説もあるようですから、やはり竜宮城の龍とも関わりが深いのでしょうか。いずれにしても『龍神信仰=雨乞い』の例にもれず、こちらの神社でも干ばつの時に松明をもって渕を巡ると必ず雨が降ったといわれているそうです。
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コロナ騒動で遠出が憚られたのを機に居住地近辺を動き回っているワタシ。最近は行ったことのなかった近場の名所を巡って、色々と楽しんでおります。