2024年 宇陀の桜
今年の春は途中で寒い期間があった為、例年よりもかなり開花は遅い予想でしたが、急に暖かい日が続いたので4月初めごろから一気に満開となりました。今年も恒例の宇陀の桜をご紹介します。🌸
<室生 大野寺の桜>
2024年3月31日撮影
室生にある大野寺の桜といえば境内の「小糸しだれ桜」が有名なのですが、老木のため現在養生中です。今年、ワタシは桜の時期に大野寺で定点ガイド(来訪した人に随時ガイドを行う)に参加しました。ちょうど、ガイドのテント前の枝垂れ桜が開花して、ガイドしながら花見も行うことができてラッキーでした。
<本郷 又兵衛桜>
2024年4月2日撮影
4月2日。ようやく八分まで咲いたと聞き、朝8時にサイクリングして撮影。やはり、宇陀を代表する一本桜! その威風堂々とした姿は圧巻です。横に控えるモクレンもとても綺麗に咲いていました。
<赤埴 佛隆寺の千年桜>
2024年4月10日撮影
日にちは変わって4月10日。この日は朝から快晴で、一気に宇陀市内を桜巡りしました。佛隆寺の千年桜は山奥なので未だ八分咲き。樹齢900年を超える桜の老木は時空を超えて咲き続けています。
<宇陀川沿いの桜並木>
2024年4月10日撮影
宇陀川沿いの桜並木は地元の人を中心にのんびり花見を楽しむという感じだったのですが、又兵衛桜に向かう道の途中にあるので、最近では観光客もたくさん花見に訪れるようになりました。
<菟田野 水分桜>
2024年4月10日撮影
芳野川沿いの舗道は既に花絨毯が敷き詰められていました。おじさんを警戒する猫1匹発見😸
<菟田野 岩端の桜>
2024年4月10日撮影
芳野川の上流、菟田野岩端にはこの時期になると鯉のぼりが川を跨いで泳いでいます。澄み渡る青空のように、子供達の未来が明るく輝くことを願うばかりですな。
<山辺三 榛原ふれあい広場>
2024年4月10日撮影
こちらの広場でも毎年この時期に鯉のぼりを掲げています。ここは近鉄電車が走る風景を撮影できる人気スポットでもありますので、この日も多くの「撮り鉄」の皆さんが自慢のカメラを構えていました。ワタシも負けずに「近鉄特急 ひのとり」を激写!
<悲報! 去り行く桜>
宇陀川沿いのサイクリングロードは、春になると桜が美しく咲き誇るワタシのお気に入りコース。
特に、旧榛原町役場跡に咲く老木達は心を癒してくれる桜のひとつでした。
(2012年と2022年春の様子)
ところが、今年ようやく寒さも和らぎ、久々のサイクリングで通りがかったある日のこと。。。
(今年の春撮影)
旧庁舎が取り壊され空き地となっていた場所には公園と駐車場が作られており、川沿いの桜たちは伐採されていました。新たにセメントで覆われた箇所が桜の居場所の痕跡を示すのみです。
はて?
「寂しさ」→「悲しみ」→「怒り」→「疑問」 。。。
どーゆーこと?😡
怒りで悶々とした日々が続いたため、これではイカン!と情報が無いかGoogleで検索。
理由がわかりました。
https://www.city.uda.nara.jp/kouen/shisetsu/kouen/udagawakouen.html
要するに公園整備工事の実施について事前調査の結果、これらの桜は病気にかかっており立ち枯れや倒木の恐れがあったため撤去することになったとの事でした。市の上記サイトには調査結果と経緯がしっかり写真付きで報告されており、桜に愛情を持たない人が何も考えず伐採を計画したわけでは無く、保安上問題が有りやむなく伐採したようです。
疑問は解消し、怒りは収まったものの、残る寂しさ。
惜別と桜への感謝の思いを込めて、過去に撮影した旧役場跡の桜の写真を掲載しておきます
晴れた日や曇った日、満開の頃や散り始めの頃と、撮影時の状況は様々でしたが、サイクリングでこの桜達の下を通り抜ける時の心地良さは、ずっと変わりませんでした。
新しい公園の開園に合わせて、新たに桜の植樹も行うとの事です。新たに植えられる桜も、居なくなった桜たちに負けないくらい人々に愛され続けて、宇陀の豊かな春の景色を彩って欲しいものです。
毎年、見慣れた満開の桜の風景が突然なくなるのは寂しい限りですねぇ。でも病気や安全のためというのであれば仕方がありません。でも「永遠」というのはこの世に存在しないんだなぁとあらためて寂しくなりますねぇ。
たろさん、
「諸行無常」とはよく言ったものですが、
寂しい限りです。
来年からは次の世代の成長を楽しみにして
春を待ちたいと思っています。
こちらも ようやく 咲きました!
と 喜んだ途端に 霜注意報└|≧∇≦|┐
自分が幼稚園くらいの頃は
5月の末に開花 だったような気もしますが
まあ 花見酒 やらかしまーす
って なんだかんだ事情はあれど
さみしいですねぇ・・・お察しします
高忠さん
北の大地もいよいよ春ですね〜。
昨日、今日と室生寺で観光案内を行っていましたが
北海道から来られた方も、やはり桜の時期が
年々早まっているような気がするとおっしゃっていました。
役場跡の桜は、本当に残念で寂しいですが
京都産寧坂の桜の木の倒木のニュースなどを聞くと
やはり事故になる前に伐採して正解だったのかも?
とも思いますし、なかなか複雑な心境です。